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配線識別にも「ハロゲンフリー」の選択を。世界が求める次世代チューブとは?

配線識別に使用されるマークチューブ。その素材に、いま「ハロゲンフリー」が強く求められていることをご存じでしょうか? 火災時の安全性、環境への配慮、そして国際的な規制対応──。世界の流れを背景に、従来の塩ビ(PVC)から脱却し、より人と地球に優しいハロゲンフリーチューブへの移行が進んでいます。
本記事では、なぜ今ハロゲンフリーが注目されているのか、そしてその中で株式会社ケー・シー・シー・商会の「ハロゲンフリーチューブ」が選ばれている理由をご紹介します。

(株)ケー・シー・シー・商会 ハロゲンフリーチューブ

1.なぜハロゲンフリーが求められるのか

ハロゲンを含む材料(代表例:塩ビ)は、燃焼時に有毒なガスや黒煙、腐食性のある煙を発生させるリスクがあります。これが原因で、火災時の避難が遅れたり、機器や建物の被害が拡大したりする恐れがあるのです。 そのため、「燃えても有害物質を出さない素材」=ハロゲンフリー材料が世界的に重要視されています。 特に配線が集中する鉄道車両、データセンター、工場、公共施設などでは、火災時の安全性が最優先されます。こうした現場ではハロゲンフリー材への切り替えが進んでいます。

ビル火災、電車火災

欧州ではすでに、RoHS指令やREACH規制により、ハロゲン系難燃剤の使用制限が進行中です。鉄道分野ではEN45545-2により、車両用部材にはハロゲンフリー素材の使用が原則とされています。 また、AppleやDellなどの大手グローバル企業も、社内のグリーン調達基準としてハロゲンフリー製品を指定しています。もはやハロゲンフリーは、多くの国や企業、産業分野で“あたりまえ”に採用されるようになってきており、実質的にグローバルスタンダード(事実上の標準)と言える状況です。

RoHS指令対応 REACH規制対応

日本ではハロゲンフリーに関する明確な法規制はないものの、RoHS準拠製品の輸出や公共施設向け製品での対応が必要なため、実質的に多くの企業で採用が進んでいます。 鉄道インフラや情報通信業界、官公庁向けの製品では、調達仕様に「ハロゲンフリーであること」が記載されることも増加しています。また、PRTR法(特定化学物質排出移動量届出制度)への対応も製品選定の重要なポイントとなっています。

私たちの周りで進むハロゲンフリー
私たちの周りで進むハロゲンフリー

4.配線識別には「K.C.C.商会のハロゲンフリーチューブ」が最適な理由

(株)ケー・シー・シー・商会のハロゲンフリーチューブ 特徴

配線識別用途におけるハロゲンフリー化をお考えなら、株式会社ケー・シー・シー・商会の「ハロゲンフリーチューブ」をぜひご検討ください。

【主な特長】

1.受注生産でジャストサイズ対応可能
配線径にぴったり合ったサイズで製作でき、ズレや抜けを防ぎます。

2.塩ビと同様の印字性能
希望の文字印字が叶います。

3.難燃性・耐熱性に優れた安全設計
車両材料燃焼試験(車材燃試18-1099K)に合格した、安全性の高い素材を使用しています。

4.PRTR法指定化学物質を一切含まない
環境に優しく、企業の環境負荷低減方針にも合致しています。

ハロゲンフリーチューブ 印字例

5.低温下でも硬化しにくく扱いやすい
塩ビ製チューブにありがちな「寒いと固くなる」という課題をクリアし、現場での装着作業もスムーズに行うことができます。

5.お問合せ・お見積りはこちらから

ハロゲンフリーへの切り替えをご検討中の方、詳細な仕様が必要な方は、お気軽にお問い合わせください。
配線識別も、これからは人と環境に配慮したものへ変化していくと考えられます。
(株)ケー・シー・シー・商会のハロゲンフリーチューブで、より安全でスマートな現場を実現しませんか?
小ロット対応や特殊サイズのご相談も可能です。お気軽にショップ内お問合せフォームよりご連絡ください。

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