リーファーコンテナとは

構造から内寸、規格までを簡単理解
冷凍コンテナに欠かせないMENNEKES（メネケス）

リーファーコンテナ　/　冷凍コンテナって何？

内部の温度を一定に保つ設備を持つコンテナのこと。
リーファーコンテナは、海上、鉄道、陸上など幅広く使用される温度管理可能なコンテナのことで、
設定可能温度の幅が広く、1台で常温～冷蔵～冷凍まで3温度帯輸送に対応可能なコンテナ。
一般的にマイナス25℃からプラス25℃までの温度調節可能◎
海上コンテナの一種。

どんな構造なの？

コンテナ内外壁には断熱材が入っており、断熱、保温、保冷性能に大変優れている。
前面に冷蔵ユニットが装着されており、冷蔵庫と同じように冷媒ガスと熱交換器を利用して庫内に冷たい空気
を送り込み、庫内温度を調整し一定温度に保つ。

材質

外壁	アルミ合金製
内壁	ステンレス製
天井	アルミ合金製
床	アルミ合金製
断熱材	硬質ウレタン

コンテナ材質例

大きさ・内寸は？

海上コンテナは主に20フィート、40フィートの2種類がある。［ISO規格で規定］

リーファーコンテナの特徴は？

◎ 広域流通・長期保管が可能
生鮮食品や医薬品などを生産・輸送・消費の過程で途切れることなく低温に保つことが可能。
(　冷凍食品、冷蔵食品、生鮮食品、ワイン、生花、薬品、フィルムや美術品など私たちの生活の必需品を運んでいる）

◎ 低コスト
積載量が大きく、船上・陸上輸送も可能。

△ 電源が必要
冷却の為には電源が必要。

△ 騒音がある
冷却装置稼働による多少の騒音がある。

電源はどうしてるの？

専用の電源プラグとケーブルを使用し接続することで冷却装置を稼働させている。
冷却装置を稼働させるためには、通常は外部から電源を供給する。

リーファーコンテナは一般的に400Vの電源が使用されている。
400Vは世界で使われることが多い電源で、国際輸送にも使用されている。
日本では、200Vの設備が多く、トランスで変圧し使用している。

専用の電源プラグとケーブルって？

MENNEKES(メネケス)社製工業用プラグ・コネクター・レセプタクル

リーファーコンテナの多くはMENNEKES(メネケス)社製のプラグが採用されている

MENNEKES社って？

産業用プラグおよびソケットのスペシャリスト
コンテナ輸送の分野では最高品質としての地位を確立
厳しい環境下での使用を基に作られた製品は耐久性抜群

電源を供給するためには図のようなプラグやレセプタクルが必要です。

プラグ

リーファーコンテナのケーブルに最初から装着されている
いわゆるコンセントに指す方

安定した一体型ボディ
ねじ込み式フィッティングは、ホールドを保証し、自己緩みから保護する
耐熱性の高いコンタクトキャリア
ニッケルメッキ接点

コネクタ

コードの長さが足りない場合、延長するための受け側

安定した一体型ボディ
耐熱性の高いコンタクトキャリア
ニッケルメッキ接点

レセプタクル

電源供給盤に取り付けて使用する
壁に取り付けるもの　いわゆる壁コンセントのようなもの

耐熱性の高いコンタクトキャリア
ニッケルメッキ接点

規格はJIS規格に適用しているの？　海外製だけど日本で使えるの？

MENNEKES(メネケス）の製品はJIS規格に準拠している。MENNEKES(メネケス）はIEC規格(国際電気標標準会議）に基づいて製品が作られている。IECは、電気・電子技術分野の国際規格の策定を行っている国際標準化機関のこと。その歴史は古く、1906年に発足している。JIS規格(日本工業規格）は1949年に制定。ISOやIECなどの国際規格に準じる形で作られたもの。その為、MENNEKES(メネケス）の製品はJIS規格に準拠しているといえる。