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【徹底解説】1枚のシートから何枚のワイヤーマークが取れるのか?

配線識別作業を効率的に進めるために欠かせないアイテムの一つが、当社の「ワイヤーマーク」です。発売から60年以上経つロングセラー商品ですが、現在でも「1枚のシートから何枚のワイヤーマークが取れるのか?」という質問が多く寄せられています。配線識別作業では、使用するマークの数量を正確に把握することが非常に重要です。
なぜなら、必要なマークの数を事前に知っておけば、作業の計画がスムーズに進むだけでなく、無駄な買いすぎや不足を避けることができるからです。
本記事では、「ワイヤーマーク」のシート構成と、その数量について詳しく解説します。
これにより、皆様が必要な数量を簡単に見積もり、効率的に商品を選べるようサポートします。

目次

  • ワイヤーマーク シートの構成概要
  • ラベルの使用例
  • 数量計算方法
  • よくある質問

「ワイヤーマーク」シートの構成概要

ケー・シー・シー・商会の「ワイヤーマーク」は、効率的かつ正確にケーブルや配線を識別するために設計されたラベルです。そのシート構成は非常にシンプルでありながら、作業現場のニーズに合った柔軟性を持っています。

シートのサイズ

通常、ワイヤーマークは縦60mm×幅250mmの黄色の台紙(カード)に50~80枚(コマ)が上下2段に分かれて印刷されています。横長のカード状のため、収納や保管が簡単で、ラベルの取り外しがしやすく作業効率の向上に寄与します。

1シートの構成詳細

1シートに含まれるワイヤーマークは、等間隔に並んでおり、次のようなレイアウトになっています。

・標準品 1桁 
1枚(コマ)サイズ:6mm×25mm 
縦方向:40列 横方向:2行 1シートあたり80枚(コマ)
台紙サイズ:250mm×60mm (黄色のワイヤーマークが張り付いている台紙のサイズ)

・標準品 2桁 
1枚(コマ)サイズ:7mm×25mm 
縦方向:34列 横方向:2行 1シートあたり68枚(コマ)
台紙サイズ:250mm×60mm

・標準品 3桁 
1枚(コマ)サイズ:9mm×25mm
縦方向:25列 横方向:2行 1シートあたり50枚(コマ)
台紙サイズ:250mm×60mm

すべて同じサイズでも良いのではないかと思われるかもしれませんが、
6×25サイズのものに3桁を印字すると、文字サイズが小さくなるとともにパッと見ての判断が難しくなります。

ワイヤーマーク1つのサイズ

1つのワイヤーマークの大きさは、標準的なケーブルや配線に貼りやすいサイズに設計されており、縦の長さは25mmです。このサイズは、さまざまな種類のケーブルに適合するよう考慮されています。

ワイヤーマークKTD-100 標準品 単一式 印字文字【3】6×25 を電気機器用ビニル電線(KIV)に貼り付けた写真

[ちょこっと豆知識]
KIVで最も使用頻度の高い断面積(sq)は、一般的に1.25sqと2.0sqです。これらは、制御盤や配電盤、工場の配線などで幅広く採用されています。特に、1.25sqは小型機器や制御回路で、2.0sqはより大きな電流を扱う中程度の機器に使用されることが多いです。

カスタム対応可能

特定のプロジェクトや用途に応じて、ワイヤーマークのサイズやシート上のラベルの数はカスタマイズすることが可能です。お客様の要望に応じたサイズ変更やレイアウトの調整により、最適な識別ラベルを提供しています。

ラベルの使用例

「ワイヤーマーク」は、さまざまな現場で活躍する配線識別に便利なツールです。
制御盤やモーターなど数多くご採用いただいております。

以下では、具体的な使用シーンをいくつかご紹介します。

 工場内の配線管理

製造現場や工場では、複数の機械やシステムが連携して稼働しており、それぞれに多数のケーブルや配線が接続されています。特にメンテナンスや修理の際、ケーブルの識別ミスが故障の原因やダウンタイムを長引かせる要因となりかねません。そんなとき、「ワイヤーマーク」を使用することで、簡単かつ迅速に配線を識別でき、作業効率が飛躍的に向上します。
例えば、機械Aから機械Bに伸びる電源ケーブルには「A-B」のラベルを貼り、故障時にはすぐに対象のケーブルを特定できます。これにより、時間の節約とトラブル回避が可能となります。

 オフィス内のネットワーク管理

ITインフラを管理するオフィス環境でも、「ワイヤーマーク」は大変役立ちます。
ルーターやサーバー、パソコン間のネットワークケーブルを識別する際、見た目がほぼ同じケーブルが並んでいる場合が多く、配線ミスが起こりやすくなります。
例えば、各PCに対応するLANケーブルに「PC1」「PC2」といったラベルを貼ることで、ネットワーク管理が簡便化され、トラブルシューティングが迅速に行えます。

 電気工事やメンテナンス

電気工事現場でも、「ワイヤーマーク」は不可欠なツールです。
例えば、マンションや住宅の電気設備を点検する際、各部屋に通じる電源ケーブルをラベルで区別しておくと、作業効率が大幅に向上します。
将来的に追加の工事や修理が発生した場合でも、すでに貼られているラベルのおかげで配線をスムーズに特定でき、工事の時間短縮に貢献します。

数量計算方法

ワイヤーマークを効率的に使用するためには、必要な数量を正確に見積もることが重要です。
ここでは、ワイヤーマークの数量を計算する際に考慮すべきポイントと、簡単な計算方法を紹介します。

1.必要なラベルの数量を把握する

まずは、プロジェクトや作業現場で識別が必要なケーブルや配線の本数を把握しましょう。
例えば、オフィス内で30本のLANケーブルを識別する必要がある場合、1本のケーブルにつき2つのラベルが必要です(ケーブルの両端に1枚ずつ使用するため)。
この場合、最低60枚のラベルが必要になります。

2.シートあたりのラベル数を確認する

ケー・シー・シー商会のワイヤーマークは、文字によって1シートに含まれるラベルの枚数が異なります。
その為、購入検討中のラベルサイズから1シートにラベルが何枚含まれているか確認しましょう。 例えば、40本のケーブルを識別する場合(量産機器等ですべて同じ文字識別の場合)、ワイヤーマークはケーブルの両端に使用するため 40×2となり全部で80枚必要となります。
1枚 サイズ 6mm×25mmであれば、1シートから80枚とれます。よって、1シート購入すれば必要数に足ります。
もし、1枚 サイズ 9mm×25mmであれば、1シートから50枚とれます。
この場合は、2シート購入する必要があります。

3.予備分のラベルを考慮する

ラベルは作業中に破損することもあるため、予備分を考慮しておくのが賢明です。
例えば、全体の5~10%程度の予備を持っておくことで、トラブル発生時にも対応可能です。
仮に100本の配線を識別する場合、100本×2=200枚のラベルが必要となります。
予備として10~20枚のラベルを追加し、合計210~220枚のラベルが必要になります。

よくある質問

NO質問回答
11シートに何枚のラベルが含まれていますか?ケー・シー・シー商会の「ワイヤーマーク」は、1枚のラベルサイズによって1シートから取れる枚数が異なります。
まずはご検討中のワイヤーマークの1枚サイズをご確認いただきそこから1シートから取れる枚数を確認してください。
2ワイヤーマークのラベルはどのようなサイズですか?標準的なワイヤーマーク1枚のサイズは、1桁:6 mm×25mm、2桁:7mm×25mm、3桁:9mm×25mmです。
3 ワイヤーマークは屋外でも使用できますか?  KTD-100は使用できません。屋内での使用を想定した商品です。
4 ラベルは取り外しや再利用が可能ですか?ワイヤーマークは一度貼ると強力に接着しますが、ラベルを剥がすことは可能です。ただし、再利用は推奨しておりません。
5カスタマイズは可能ですか?はい、カスタマイズが可能です。 お客様のご要望に応じて、ラベルのサイズ、シートあたりのラベル数、カラーや文字の印字など、さまざまなカスタマイズを承っています。 ロットや納期がかかります。詳しくはお問合せください。
6ラベルの耐久性はどのくらいですか?使用期限は定めておりません。屋内の直射日光が当たらない場所で保管してください。

そのほか、ご不明点等ございましたらどうぞお気軽にご連絡ください。

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