
冷凍倉庫の安全管理を強化したい企業様へ
冷凍倉庫を運営していると、日々の物流業務は緊張の連続です。
倉庫内に並ぶコンテナの中には、少しの温度変化が致命傷になる商品も多く、
「まだ積荷が残っているのに、誤ってトレーラーが引き取ってしまった」
「深夜帯に無断でコンテナが移動されていた」
「コンテナのエアラインを触られ、ブレーキが解除された跡があった」
このような“冷凍倉庫あるある”のお悩みは、現場では驚くほど頻発しています。
実際、当社にも
・コンテナの誤引取り防止
・積荷盗難対策
・無断牽引対策
・現場でのセキュリティ強化
・トレーラーエア系統の安全ロック
といった相談が日々寄せられています。
特に最近増えているのが、コンテナのエマージェンシーラインにロックを装着し、誤操作や無断移動を防ぎたいというニーズです。 そこで今回ご紹介するのが、冷凍倉庫・物流企業で採用が広がっている 「コンテナセキュリティロック RL-9153.Z」です。
≪エマージェンシーラインとは≫
トレーラーのブレーキに「空気を送る」命のライン。大型トラックやトレーラーは“エアブレーキ”方式が採用されています。
[エアブレーキの仕組み]
① エンジンで空気を圧縮しタンクにためる
② ブレーキを踏むと空気が送られる
③ 空気の圧力でブレーキが「ギュッ」と効く
さらに安全のため、空気が入っていない状態では自動でブレーキがロックされる 仕組みになっています。
そのため、エマージェンシーラインにトレーラーヘッドを接続されると、ブレーキが解除され、シャーシごとコンテナを移動できてしまうという重大リスクが生まれます。
このブログでは、冷凍倉庫で発生しやすいトラブルの背景から、RL-9153.Zの特徴、導入メリット、注意点まで徹底的に解説します。
1,冷凍倉庫で増えている“コンテナトラブルと理由”
① 誤引き取り(誤ってトレーラーが持って帰る)
冷凍倉庫では昼夜問わず様々な運送会社が出入りするため、現場担当者の間違い・伝達の漏れなどで
「まだ荷物が入っているコンテナを引き取ってしまった」という事故が起こることがあります。
積荷の損害だけでなく、取引先との信頼低下にもつながる重大トラブルです。
② 盗難・無断での牽引移動
構内に停まっているシャーシ(コンテナ搭載台車)は、鍵が不足していたり、施錠ポイントが限られているため、悪意のある第三者に狙われやすいのが現実です。特にエマージェンシーライン(サプライライン)であるエアブレーキ接続部は「ブレーキを解除するための重要部分」であり、ここにトラクターヘッドを接続されてしまうとブレーキが解除され、シャーシを動かすことができてしまいます。
③ 冷凍食品・医薬品など“高価値商品”の取り扱いが多く狙われやすい

冷凍倉庫では、
・冷凍食品
・畜産物
・医薬品や医療資材
など、盗まれる危険性が高い商品が保管されています。
コンテナの扉を開けて中のモノを盗むという場合もありますが、中身の入ったコンテナを積載したシャーシごとトレーラーヘッドで盗むといった大胆な犯行もあります。わずかな時間で犯行のため、気づいたころにはコンテナがシャーシごと消えている、、、
そのような事態を防ぐために、物理的にトレーラーを動かせない仕組みが求められています。 そこで役立つのが、今回ご紹介する【コンテナロックセキュリティ RL-9153.Z】というわけです。
2,コンテナロックセキュリティ RL-9153.Z とは?

冷凍コンテナ(リーファーコンテナ)の“エマージェンシーライン”をガッチリ守る専用ロック
RL-9153.Z は、コンテナやトレーラーの エマージェンシーラインに取り付けて、ブレーキ解除を防ぐセキュリティロック です。
▼ 取り付け場所
トレーラー側の “赤ライン(エマージェンシーライン)”の接続カップリングに装着します。

▼ 主な目的
・コンテナの盗難防止
・荷物が載ったままの“誤出庫”防止
・無断でブレーキラインを外されるのを防ぐ(事故防止)
まさに 冷凍倉庫・物流センターには欠かせないロック です。

3,コンテナロックセキュリティ RL-9153.Z の特徴
1)取り付けはわずか数秒
ロック本体をエマージェンシーラインに被せて、突起部を押し込むだけ。
作業員が複雑な手順を覚える必要はありません。

2)コンパクトで扱いやすい
亜鉛合金製で強度もありつつ、作業の邪魔になりません。

3)KA(同一鍵)で大量導入にも対応
KA(同一鍵)と KD(違鍵)の2種類があります。
冷凍倉庫では複数のコンテナを同時に管理することが多いため、「同じ鍵で全ロックが開けられる KA(同一鍵)仕様」があるのは大きなメリットです。鍵管理が楽で、現場の負担が軽減されます。
KAシステム(Key Alike)
全ての鍵を同じ鍵で管理

KDシステム(Key Difference)
異なる錠を個別の鍵で管理

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4)誤引取防止・盗難対策に極めて有効
エマージェンシーラインをロックすると、トレーラーは“エアが入らない=ブレーキ解除ができない”ため、物理的に動かすことができません。「鍵がない限り絶対に動かせない」という安心感は現場で非常に高く評価されています。
4,コンテナロックセキュリティ RL-9153.Z の導入メリット
メリット① 誤引取軽減
現場のミスによる積荷の損害を防げるため、賠償リスク・クレーム対応の負担が激減します。
メリット② 無断牽引・盗難のリスクが激減
構内でコンテナが勝手に移動されることがなくなる。特に深夜の無人時間帯に効果を発揮します。
メリット③ 即時導入できる
大型セキュリティゲートや監視システムを導入するより、“即効性が高く・低価格”なのも大きな魅力です。
5,注意点:車体によっては取り外しができない場合がある

エマージェンシーライン周囲のスペースが狭い車両では、ロック本体の取り付けが可能でも、解除する際にカギを挿すことができない場合があります。
・エマージェンシーラインの横、施錠解除するサイドにカギを挿し込むスペースがない
・フレームやステップが近くにある
・既存のホースガードと干渉する
※購入前に、必ず車両側のスペースをご確認ください※
≪現場で実際に起こったトラブル≫
ロックをトレーラーに取り付けた後、荷下ろし作業が終了しロックを解除しようとしたら、トレーラーのフレームが邪魔になってカギを挿し込むことができなかった。そのため、カギを90℃折り曲げて挿し込みカギを解除した。その他、カギを短く切断しロックを解除したという事例もある。
6,コンテナロックセキュリティ RL-9153.Z はこんな会社様におすすめ
・コンテナの盗難にあった
・無断牽引があった
・誤引き取りが起こった
・ブレーキラインの誤操作が生じた
・荷物の損害リスクに懸念がある
これらの問題は、単なる人為ミスだけではありません。物理的なロックで防ぐのが最も確実です。
コンテナセキュリティロックRL-9153.Z は、“エマージェンシーラインをロックしてトレーラーを動かせなくする”という極めてシンプルで強力な対策です。
導入コストも小さく、即日効果があり、容易に取り入れることができます。
冷凍倉庫の安全対策を強化したい企業様には、ぜひ一度導入を検討いただきたい製品です。
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