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医療機器のさまざまな識別に 配線識別標示材【ワイヤーマークKTD-100】

ワイヤーマーク

― 電線用から医療機器の配管識別へ 
ワイヤーマークKTD-100が“医療機器で選ばれた理由” ―

近年、電線の線番表示に使われてきた配線識別標示材【ワイヤーマーク】が、医療機器の配管識別など、新たな分野で採用されるケースが増えています。医療機器において重要である「安心・安全」を守る仕組みの1つとして、今ワイヤーマークが注目されています。今回は、医療機器の配管識別になぜワイヤーマークが選ばれたのかを特徴やお客様のご要望とともにご紹介します。


1. 配線標示材 ワイヤーマークKTD-100とは

ワイヤーマークKTD-100は、制御盤やモーター、防災盤などの電線の識別するために使われる配線標示材です。シールのようになっており、電線に巻き付けて使用します。電線を間違えて接続すると故障や事故につながる恐れがあります。適切な配線識別を行うことでトラブルを未然に防ぎ、メンテナンスや改修をスムーズに行う役割があります。

ワイヤーマーク 電線巻き付け

高い粘着性、貼りやすさ、後付けできる作業性、そして国内生産による安定供給できるといった強みがあります。
こういった特長が評価され、近年では新たに 医療機器分野での採用 が広がっています。

2. 医療機器分野で広がる新たな用途

血液分析装置のイメージ写真

近年、ワイヤーマークKTD-100は 下記 各種分析装置において、”電磁弁から先につながる配管(液体チューブ)の識別” 用途で採用されるケースが増えています。

  • 血液分析装置
  • 血液凝固装置
  • 尿検査装置

■ 主な使用目的

  • チューブの 接続先識別
  • 流れ方向(IN / OUT)の明示
  • 装置内部・外部の 誤接続防止

これまで「配線用」と思われがちだったワイヤーマークが、液体チューブを扱う医療機器の安全性向上 に貢献する存在として注目され始めています。

3. 医療機器に共通する構造的な課題

電磁弁のイメージイラスト

血液分析装置、血液凝固装置、尿検査装置などの内部には、共通して 電磁弁 が使用されています。

■ 電磁弁の役割

  • 液体の流路を切り替える
  • 流す・止めるをミリ秒単位で制御する
  • 検体・試薬・洗浄液・廃液を正確に扱う

医療機器の信頼性は、電磁弁による精密な流体制御 によって支えられています。

4. なぜ「電磁弁の先の配管」が重要なのか?

血液分析装置・血液凝固装置・尿検査装置の内部では、電磁弁が「液体の流れ」を正確に制御しています。

しかし、その 電磁弁の“先”につながるチューブ配管 は、下記特徴があり組立後・メンテナンス後に最も誤接続が起こりやすい領域 です。

  • 形状・太さ・色がほぼ同じ
  • 複数本が並走している
  • 装置内部で視認性が悪い

電磁弁は正しく制御されていても、その「先」にある配管の接続を誤れば、
検査結果そのものが信頼できなくなる。
さらに、装置エラーや機器故障につながる可能性もあります。

製造、検査、保守メンテナンス、部品交換など、あらゆる工程において ヒューマンエラーのリスク を内包しているのが、この「電磁弁から先の配管」です。

5. 求められる直感的な識別標示

配管チューブにワイヤーマーク

こうした現場課題から、医療機器分野では次のような要望が増えています。

  • 一目で分かる識別表示がほしい
  • 組み上げ後・配線後に取り付けたい
  • チューブを外さずに識別したい
  • メンテナンス時の戻し間違いを防ぎたい
  • 特殊な文字を印字したい

これらの要望をすべて満たす識別標示として、「ワイヤーマークKTD-100」が採用されています。

ワイヤーマークは標準品として、数字やアルファベット1文字が印字された『印字品』と呼ばれるものと、何も印字されていない『無地品』がございます。また、お客様の希望の大きさや形、印字文字をカスタムできる『特注品』がございます。そのため、さまざまなお客様のご要望にお応えすることができます。

6. ワイヤーマークKTD-100が医療機器で選ばれる理由

ワイヤーマークKTD-100は、電線だけでなく 「チューブ・配管・配線」 が存在するあらゆる医療機器で活用いただけます。

■ 医療機器分野で評価されているポイント

  • 貼りやすく、粘着性が高い
    狭い装置内部でも確実に固定でき、はがれにくい
  • 後付けが可能
    組立後・配線後・保守後でも対応できる
  • カラー印刷・文字印刷が可能
    接続先、流れ方向、番号、記号などを明確に表示できる
  • 国内生産による安定供給
    医療機器に求められる長期供給・品質安定性を満たす

これらの特長は、医療機器メーカー様が求める 安全性・再現性・作業性 と高い親和性があります。

※各種条件がございます。詳しくはお問合せください。

7. 医療機器内の線番表示としても活躍

もちろん、ワイヤーマークKTD-100は本来の用途である電線(ケーブル)の識別として、線番を表示するためにも使用されています。

■ 使用例

・各種分析装置における電線の配線識別
・透析装置における電磁弁の配線識別や温度センサーの線番識別

上記のような 電気系統の識別 にも、引き続き医療機器分野で使用されています。

KTD-110にインクジェットプリンター手差しで印刷したもの

8. 導入事例

1)血液分析装置の配管 × ワイヤーマークKTD-100 白無地 特注カット品

【導入理由】
・粘着性が高く、剥がれにく
・カラー印字が可能
・安定供給できる

【導入効果】
文字情報に加えてカラーによる識別を行うことで、配管における接続間違い防止につながり、装置全体の品質向上に寄与しました。

2)透析装置内の線番 × ワイヤーマークKTD-100 特注印字カット品

【導入理由】
・他のラベルでは剥がれてしまい使用できなかった
・組立後でも後付けできる

【導入効果】
配線識別作業を分担できるようになり、組立作業の効率化と生産性向上につながりました。

透析装置イメージイラスト

9. 電線の識別から医療機器の安全を支える存在へ

ワイヤーマークKTD-100は、「電線の配線識別標示」という枠を超え、
医療機器の誤接続防止・作業品質向上を支えるツール として、新たな役割を担い始めています。

分析装置や透析装置など ”配管(チューブ)が存在する装置” を扱われているメーカー様にとって、ひとつの有効な選択肢となれば幸いです。

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