通常、冷凍コンテナは外部より電源を供給し、冷却装置を稼働させます。
その際、専用のプラグとコネクター、ケーブルを使用します。
・メネケス社 プラグ 型番2175B
・メネケス社 コネクター型番2177A
[冷凍コンテナは、一般的に440Vの電源を使用します]
問題発覚
コンテナの冷凍機が稼働していない
問題箇所の特定
なぜ冷凍機が稼働しないのか
まずどこに問題があるのかを確認します
チェックすべきは、
①接続確認
電源供給装置、延長ケーブル、冷凍コンテナの接続箇所がきちんと挿入されているか
②冷凍コンテナの破損・故障確認
・冷凍機部分を目視し、破損等損傷がないか
・冷凍コンテナのログを問題がないか
③電源供給側の確認(試験プラグを用いて確認)
・電源出力器に問題がないか
・冷凍・冷蔵コンテナ用延長ケーブルに問題はないか
今回は、①、②ともに問題が見つからなかったため、③電源供給側に問題があるとして原因箇所の特定にあたりました。
③電源供給側の確認(試験プラグを用いて確認)について詳しく解説します。
使用するのは、メネケス社 試験プラグ 型番3718
<仕様:32A、4P、400~440V、アース位置3時、50~60Hz 保護等級IP44 >
今回試験用プラグを使用し確認する箇所は、下記図の確認1と確認2の2ヶ所です。
(確認1)電源出力装置に問題がないか
①試験プラグを電源供給ソケットに挿します
②試験プラグのランプ点灯を確認します
ランプ点灯は、下記を表しています。
無灯・・・無通電
緑灯・・・正常位相
赤灯・・・逆位相
緑+赤灯・・・異常(位相が欠落している)
この段階で、問題があれば、電源供給装置に問題があることがわかります。
今回は、緑灯(正常位相)であったため、次に冷凍コンテナに電源を供給するために使用している延長ケーブルに問題がないかを確認します。
(確認2)冷凍・冷蔵コンテナ用延長ケーブルに問題がないか
①延長ケーブルの冷凍コンテナ接続側のコネクターに試験プラグを挿します
②延長ケーブルのプラグ側を電源供給ソケットに挿します
③試験プラグのランプ点灯を確認します
無灯・・・無通電
緑灯・・・正常位相
赤灯・・・逆位相
緑+赤灯・・・異常
今回は、電源供給ソケット装着時-緑灯、延長ケーブル装着時 緑+赤灯(異常)だったため、延長ケーブルに何かしらの不具合が起こっていることがわかりました。
このように試験プラグを接続するだけで、どこで問題が起こっているかを簡単に特定することができます。
定期的に試験プラグを用いて点検を行い、急なトラブルを未然に防ぎましょう。
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