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「世界が認めた電源インフラ」──MENNEKESがデータセンターに選ばれる理由とは?

私たちの生活を支えるインフラの中でも、重要なもののひとつが「データセンター」です。クラウドサービス、オンラインショッピング、ビデオ会議、そしてAIによる解析──これらすべてが、データセンターを通じて動いています。そして、そのデータセンターの“心臓部”ともいえるのが「電源供給システム」です。

今回は、ドイツのグローバルブランド「MENNEKES(メネケス)」の製品が、なぜ世界中のデータセンターで導入されているのか、その理由をわかりやすくご紹介します。

パワートップエクストラ
MENNEKES

1.MENNEKESとは?
―世界中で選ばれるドイツのリーダー企業

MENNEKES

MENNEKESは、1935年にAloys Mennekes(アロイス・メネケス)によってドイツで創業された電気設備メーカーです。1948年には、業界に先駆けて産業用プラグ&ソケットの工業生産をスタートさせ、現在では「CEEコネクタ」のマーケットリーダーとして世界90カ国以上に製品を供給しています。
さらにMENNEKESは、工業用電源供給の世界基準「IEC 60309」に準拠した製品を長年にわたり開発・製造しており、まさに“産業用コネクタの代名詞”と言える存在です。
全製品が「Made in Germany」で、耐久性・安全性に優れていることから、過酷な環境での使用が求められるデータセンターや工業設備、イベント現場、空港施設などで幅広く採用されています。

2.そもそも「CEE」とは?

MENNEKES プラグ

CEEとは、かつての欧州の標準化団体である国際電気機器承認規則委員会「Commission for the Electrical Equipment of the European Community」の略称で、現在ではIEC(国際電気標準会議)「IEC 60309」規格として世界標準となっています。IEC60309は、IECがCEEの規格をベースに統一規格としてまとめたもの、つまり、「CEEとIEC 60309は基本的に同じもの」です。かつてはCEE規格としてスタートし、今ではIEC60309という名前で世界共通規格となったのです。現場では今でも「CEEプラグ」や「CEEソケット」と呼ばれています。
このCEEコネクタは、電圧や電流、周波数、接地方式などに応じて形状や色が分かれており、「接続の間違いを防ぐ」ための非常に安全性の高い設計となっています。加えて、防水・耐衝撃性にも優れ、過酷な現場でも安心して使用できます。

3.データセンターにおけるMENNEKESの活躍

MENNEKES製品は、世界中のデータセンターで電源インフラの中核を担っています。その活躍の背景には、以下の3つの特長があります。

(1)「プラグ・アンド・プレイ」でスピーディな保守が可能

データセンターでは、構成変更・機器の入れ替えが日常的に行われます。この際、MENNEKESのプラグとソケットシステムを使用すれば、電気工事不要で即時交換が可能です。これはいわゆる「プラグ・アンド・プレイ」と呼ばれ、特別な設定やインストール作業が不要で、機器に差し込むだけですぐに使用できる仕組みのことです。これにより複雑な設定や再配線の必要がなく、安全かつ迅速に作業できるため、データセンターの保守効率を大きく向上させます。

メネケス製品
(2)最新の電源供給方式「Bus Barシステム」に対応

大規模なデータセンターでは、床下や天井にバスバー(Bus Bar)と呼ばれる電源レールを敷設し、そこから各ラックへ電源を供給する方式が主流です。これにより、配線がシンプルになり、将来的な構成変更にも柔軟に対応できます。MENNEKESは、バスバーから電源を引き出すためのパネル取付型レセプタクルやハンドコネクタをラインナップしており、このシステムとの親和性が非常に高いのです。TOU(タップオフユニット)への組み込みもスムーズに行えるため、「省スペース・高信頼・スピード保守」を実現できます。

パネル取付型レセプタクルを備えたTOU
パネル取付型レセプタクルを備えたTOU

※TOU(タップオフユニット)とは
「バスバーから電気を分けて取り出すための分岐ユニット」のことで、バスバー電源供給システムの一部です。バスバーは、電力を供給するための太い金属製の導体(銅レールなど)で、ラックの上や床下に設置されています。このバスバーに“コンセントの差込口”のような役割をするのがTOUです。

(3)高負荷対応と将来の拡張性

データセンター内には、PDU(電源分配ユニット)をはじめとする多くの高負荷機器が搭載されています。MENNEKESでは、230Vまたは400V対応の16A/32A製品はもちろん、将来を見据えた63A対応コネクタまで展開しており、AIサーバーなど高出力化が進むIT機器にも対応可能です。また、ラック単位の配電だけでなく、壁面取付型レセプタクルを使った供給方式にも柔軟に対応します。ケーブルトレイや床下配線を経由した電源供給にも最適です。

4.なぜMENNEKESが選ばれるのか?
──技術と信頼の融合

MENNEKESが世界中の現場で支持される理由は、単に「ドイツ製だから」ではありません。厳格な品質基準に裏付けられた信頼性、使いやすさ、安全性の高さが、多くのプロフェッショナルから選ばれているポイントです。

【具体的な製品特長】

  • 防水・防塵性能:IP44〜IP67対応
  • 色と形状による誤接続防止
  • 温度耐性・衝撃耐性の高い筐体設計
  • IEC 60309規格準拠
  • 容易な接続方式(スクリューレス接続のTwinCONTACTや人間工学に基づいた設計のErgoCONTACTなど)

これらの特徴は、データセンターという「電気の止まらない現場」において、大きな安心材料となります。

5.まとめ
──データセンター電源インフラの最適解、それがMENNEKES

データセンター

これからのデータセンターに求められるのは、柔軟性・安全性・拡張性のすべてを兼ね備えた電源インフラです。MENNEKESは、長年にわたって産業用電源接続の分野で信頼されてきた実績を背景に、データセンターにも最適な製品を提供しています。

もし、今後の設備更新や新設をお考えなら──
世界基準の MENNEKES を、ぜひご検討ください。

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