【全3種】どれを選べばいいかそれぞれの特徴と用途例を交えながらご紹介
配線識別に欠かせない「ワイヤーマーク」
創業から64年、長く愛される弊社独自商品 「ワイヤーマーク」の選び方 についてご紹介します。
配線標示材は制御盤やモーター、防災盤などの配線識別において非常に重要な役割を果たしています。
電線は見ただけでは区別が難しいですが、図面上ではしっかり区別されています。そこで活躍するのがワイヤーマークです。電線にワイヤーマークを貼り付けることで、各線を明確に区別できます。
電線を間違えて接続すると故障や事故につながる恐れがあります。
適切な配線識別を行うことでトラブルを未然に防ぎ、メンテナンスや改修をスムーズに進めることができます。
普段の生活で目にすることは少ないかもしれませんが、多くの装置や機器には配線識別が施されています。
私たちの生活を陰で支える配線標示材「ワイヤーマーク」について、どれを選べば良いか特徴と用途に触れながら簡単にご紹介いたします。
【選び方について動画で確認】
1. ワイヤーマークの特徴
後付けできる
結線後の電線に後から識別標示(線番)をつけることが可能です。
また、誤って識別標示を付けた場合も容易に修正可能です。
粘着力
長期メンテナンスの際でも、しっかり電線に密着◎
KTD-100の最大の特長=素材にコシが無いこと
コシが強いとは、ピンと平な状態で折り曲げても戻ろうとする力が強い状態を指し、曲面に貼る場合、剝がれやすくなります。
高い作業性
適度な厚みがあり、電線に巻き付けやすい(KTD-100・KTD-110)
視認性
4段印字により、どこから巻き付けても文字が認識できる(4段印字品)
2. 種類紹介
・KTD-100
適度な厚みがあり、作業性が高く、丈夫
材質:特殊加工綿布
使用温度範囲:-30℃~80℃
環境関連:RoHS対応、ハロゲンフリー
主な用途:制御盤、エアコンのリード線識別、船の改修工事 ほか
・KTD-110
KTD-100の特性をそのままにインクジェットプリンターの手差しで印刷できる機能を付加
材質:特殊加工綿布
使用温度範囲:-30℃~80℃
環境関連:RoHS対応
主な用途:防災盤の改修工事 ほか
※KTD-110は、黄変(黄色っぽく変色)する場合があります。
紫外線による黄変ではありません。
これは、インクジェットインキを吸収するため表面コーティングが施されており、
粘着剤に含まれる酸化防止剤が空気中の物質(NOxなど)と反応し、表面層に吸着されるためです。
完全に密閉されていない空気の滞留があるような環境下で黄変しやすいものと考えられます。
印字した文字がこれにより見えなくなることはございません。
・KTD-200N
耐熱性の高さと薄く軽い質感、耐侯性や耐薬品性を有する
材質:KTD-200N…ポリフッ化ビニル
使用温度範囲:-30℃~120℃(120℃は瞬間耐熱温度、連続使用温度は90℃)
環境関連:RoHS対応
主な用途:モーターのリード線識別、変圧器の配線識別 ほか
3. 特性一覧表
4. 選択で迷ったら YES/NOチャート
公式オンラインショップなら1シートからご購入いただけます。
営業日16時までのご注文で最短翌日お届け◎
どれを選べばいいか迷ったらどうぞお気軽にご連絡ください(TEL:078-992-1114)